家計簿アプリを使わないと「なんとなく赤字」が続く
共働きで世帯収入が高くても、「月末になると思ったよりお金が残っていない」という経験はありませんか。私自身、妻との二人暮らしで月の支出を32万円以内に抑えることを目標にしていましたが、アプリで可視化するまでは食費やサブスクの出費がどこに消えているのか把握できていませんでした。
家計簿アプリを使い始めてからは、クレジットカードや銀行口座の明細が自動で取り込まれるため、レシートを手入力する手間がなくなりました。2026年6月に第一子が生まれる予定もあり、育休中の収入減に備えて今のうちに家計管理の仕組みを整えておきたいと考えています。
この記事では、代表的な3つの家計簿アプリ「マネーフォワードME」「Zaim」「OsidOri」を比較し、共働き夫婦にとってどれが合っているかを解説します。
3アプリの基本スペック比較表
まずは主要な機能を一覧で確認しましょう。
| 項目 | マネーフォワードME | Zaim | OsidOri |
|---|---|---|---|
| 無料プランの連携口座数 | 4件まで | 制限なし | 制限なし(共有1世帯) |
| 有料プランの月額料金 | 約500円/月(年払いで約4,200円) | 約480円/月(年払いで約3,600円) | 約600円/月(年払いで約4,800円) |
| クレカ自動取込 | ○(対応カード多数) | ○(対応カード多数) | ○(メインカード対応) |
| 銀行口座連携 | ○(メガバンク・ネット銀行など) | ○(主要銀行対応) | ○(主要銀行対応) |
| 夫婦共有・共有家計 | △(個人向け・共有機能は限定的) | △(同期機能はあるが別口座管理) | ◎(夫婦共有前提の設計) |
| 証券・投資口座連携 | ○(SBI・楽天証券など) | ○(一部対応) | △(限定的) |
| レシート読み取り | ○ | ○(精度が高いと評判) | ○ |
| UI・使いやすさ | 情報量が多く多機能 | シンプルで直感的 | 夫婦向けに特化したビジュアル |
※料金・仕様は2026年4月時点の情報をもとに作成しています。変更になる場合がありますので、各サービスの公式サイトでご確認ください。
マネーフォワードMEの特徴と向いている人
無料プランは連携口座が4件まで
マネーフォワードMEは家計簿アプリの中でもっとも有名な部類に入ります。銀行・クレカ・証券・ポイントなど幅広い金融機関と連携できるのが最大の強みです。ただし、無料プランでは連携できる口座・カードの数が4件までに制限されています。
エポスカード、JREカード、メインバンク、サブバンクと使い分けているような場合は、すぐに4件の上限に達してしまいます。本格的に活用するには月額プラン(約500円)への移行が現実的です。
投資口座も一括管理できるのが強み
SBI証券や楽天証券などの投資口座と連携することで、NISAの評価額・投資信託の残高も含めた「純資産総額」をアプリ上で確認できます。家計の収支だけでなく資産全体を把握したい人に向いています。
向いている人
- 金融機関の口座・カードを多く使っている人
- 投資口座も含めた資産管理をしたい人
- 有料プランでも構わない人
Zaimの特徴と向いている人
無料でも連携口座の制限なし
Zaimは無料プランでも連携できる口座数に制限がありません。複数のクレカや銀行口座を持ちながらもコストをかけたくない人には使いやすい選択肢です。レシートのカメラ読み取り精度も高いと評判で、手入力を減らしたい人にも向いています。
UIがシンプルで初心者にも使いやすい
マネーフォワードMEと比べると機能の数は少ない分、画面がすっきりしていて直感的に操作できます。家計簿アプリをはじめて使う人にも取り掛かりやすいでしょう。
向いている人
- 無料で使いたい人・コストを抑えたい人
- シンプルな収支管理で十分な人
- レシート読み取りをよく使う人
OsidOriの特徴と向いている人
夫婦共有を前提に設計されたアプリ
OsidOriは「夫婦で家計を一緒に管理する」ことを前提に設計されたアプリです。「個人のお金」と「夫婦共通のお金」を分けて管理できる機能があり、共働きで財布が別々の夫婦でも使いやすい構造になっています。
たとえば、夫の個人支出・妻の個人支出・夫婦共通の食費や光熱費を同一画面上でまとめて確認できます。お互いの収支を共有しながら「家計全体」として見渡せるのが特徴です。
夫婦の家計共有はどうやる?
OsidOriではアカウントをペアリングすることで夫婦の家計を共有します。それぞれのスマートフォンで同じ家計データを閲覧・編集でき、「夫が先月いくら使ったか」がリアルタイムでわかる仕組みです。マネーフォワードMEやZaimも共有機能はありますが、夫婦共有に特化した設計という点ではOsidOriが頭一つ抜けています。
向いている人
- 共働きで夫婦の財布が別々の家庭
- 家計の「見える化」をふたりで一緒に進めたい人
- 個人支出と共通支出を分けて管理したい人
クレカ自動取込の便利さと注意点
3アプリに共通して言えるのは、クレジットカードの明細を自動で取り込んでくれる点です。エポスカードやJREカードもほとんどの家計簿アプリに対応しており、月初に先月の支出が自動でグラフ化されます。
ただし、取り込みには以下の点に注意が必要です。
- クレカの利用明細が反映されるまでに数日かかる場合がある
- カード会社によっては連携設定が複雑なこともある
- 二段階認証を設定していると自動更新が止まることがある
- 連携用のID・パスワードは正規アプリのみに入力し、フィッシング詐欺に注意する
子どもが生まれる前に家計管理を整えるメリット
育休中は世帯収入が一時的に減ります。私の場合、妻が育休に入ると世帯収入が月70万円から55〜60万円程度に下がる見込みです。その状態でも月32万円以内の支出目標を維持するには、今のうちから支出の「見える化」をしておくことが大切だと感じています。
子どもが生まれると生活費の内訳が大きく変わります。おむつ・ミルク・ベビー用品などの新しい支出項目が加わる一方、外食や趣味への支出は減ることもあります。家計簿アプリを使ってカテゴリ別に支出を把握していれば、出産後の変化にも素早く対応できます。
育休に入る前、つまり産前のうちに家計簿アプリを使い始めておくことで、
- 現状の支出パターンがデータとして蓄積される
- 育休後の家計と比較しやすくなる
- 夫婦で家計の現状を共有しやすくなる
- 保険や固定費見直しの判断材料になる
産後はバタバタして家計管理どころではないという声も多いため、今のうちに仕組みを作っておくことを強くおすすめします。
共働き夫婦向け:アプリの選び方まとめ
パターン別おすすめ
- 夫婦の家計を一緒に管理したい → OsidOri
共有機能が優れており、個人支出と共通支出を分けて管理できる。 - 投資・証券口座も含めた資産管理をしたい → マネーフォワードME
NISAや投資信託の残高まで一括管理できる。有料プランが前提。 - まず無料で試してみたい・シンプルに使いたい → Zaim
無料でも連携制限なし。初心者にも始めやすい。
どれか一つに絞れない場合は、まずZaimかOsidOriを無料で試してみて、慣れてきたらマネーフォワードMEの有料プランに移行するという段階的な使い方も選択肢のひとつです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 家計簿アプリにクレカ情報を登録しても安全ですか?
各アプリとも金融機関との連携にはAPI連携や暗号化通信が使われており、セキュリティ対策は講じられています。ただし、不審なサイトやアプリへの情報入力は避け、公式ストアからダウンロードすることが大前提です。心配な方は連携を最小限にとどめ、レシート手入力や明細CSV読み込みを活用する方法もあります。
Q2. 無料プランと有料プランはどちらがいいですか?
まずは無料プランで使い勝手を確認するのがおすすめです。マネーフォワードMEは無料プランの口座連携が4件に制限されるため、複数のカード・口座を使っている人は早めに有料への移行を検討すると良いでしょう。ZaimとOsidOriは無料でも一定の機能が使えます。
Q3. 夫婦でアプリを共有するとき、相手にすべての支出が見えてしまいますか?
OsidOriでは「個人のお金」と「共有のお金」を分けて管理できるため、個人支出をすべて開示しなくても家計全体を共有することが可能です。マネーフォワードMEやZaimの場合は設定によりますが、基本的には個人アカウントのデータは自分のみが閲覧する形になります。夫婦でどこまで共有するかを事前に話し合っておくとスムーズです。
【免責事項】本記事の情報は2026年4月時点のものです。各アプリの料金・機能・連携金融機関は変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。本記事は特定のサービスの利用を推奨・保証するものではありません。


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