子どもは意外と病院に行く機会が多い
子育てを始めると、想像以上に子どもが病院にかかる頻度が高いと聞きます。風邪や発熱、耳鼻科、皮膚科など、乳幼児期は免疫が未発達なため、月に何度もかかりつけ医を受診するケースも珍しくありません。
「子どもの医療費って、月にどのくらいかかるんだろう」と不安に感じる親御さんも多いのではないでしょうか。しかし、日本には乳幼児医療費助成制度という心強い公的支援があり、上手に活用すれば医療費の自己負担をほぼ0円に近づけることができます。
この記事では、乳幼児医療費助成制度の仕組みや申請方法、横浜市の具体的な内容、そして助成対象外になるケースについてわかりやすく解説します。
乳幼児医療費助成制度とは
乳幼児医療費助成制度(自治体によって「子ども医療費助成制度」とも呼ばれます)は、子どもが医療機関を受診したときにかかる医療費の自己負担分を、都道府県と市区町村が助成する制度です。
日本では健康保険に加入することで、医療費の自己負担は原則3割(義務教育就学前の乳幼児は2割)となっています。乳幼児医療費助成制度は、その2割分をさらに都道府県・市区町村が肩代わりしてくれる仕組みです。
都道府県の基準と市区町村の上乗せ
制度の基本的な枠組みは都道府県が定めますが、多くの自治体では独自に上乗せ助成を行っています。そのため、住んでいる自治体によって対象年齢や助成内容が異なります。
- 都道府県が定める基本的な助成範囲(例:未就学児まで)
- 市区町村が独自に拡充する範囲(例:中学生まで、所得制限なしなど)
自治体ごとに内容が異なるため、まずはお住まいの自治体の公式サイトや子育て支援窓口で最新情報を確認することをおすすめします。
横浜市の乳幼児医療費助成制度
横浜市在住の場合、「横浜市こども医療費助成制度」が利用できます。以下は2026年4月時点の目安ですが、制度の内容は変更になる場合があるため、必ず横浜市の公式情報をご確認ください。
対象年齢と助成内容
- 対象年齢:0歳から中学校3年生(15歳に達する日以後の最初の3月31日)まで
- 通院:1医療機関あたり1回500円を上限とした自己負担(月2回まで。3回目以降は無料)
- 入院:1日あたり2,000円を上限とした自己負担(月上限あり)
- 所得制限:一定の所得制限あり(詳細は横浜市へ確認)
乳幼児期(就学前)は特に医療費がかさみやすい時期ですが、横浜市の制度を活用することで、通院1回あたりの実質負担を大幅に抑えられます。
マル乳・マル子受給者証とは
東京都や神奈川県などの一部地域では、乳幼児医療費助成制度の受給資格を証明する「受給者証」が交付されます。
- マル乳受給者証:乳幼児(0〜2歳)向けの受給者証
- マル子受給者証:義務教育就学前〜小中学生向けの受給者証
受診の際にこの受給者証を健康保険証と一緒に提示することで、窓口での自己負担が軽減されます。横浜市の場合は「横浜市こども医療費助成制度受給者証」として交付されます。
助成を受けるための申請方法
助成制度を受けるには、お子さんが生まれた後に申請手続きが必要です。手続きの流れは概ね以下の通りです。
- 出生届の提出(出生後14日以内)
- 健康保険への加入手続き(親の会社の健康保険に被扶養者として追加)
- 市区町村窓口で医療費助成の申請(保険証・マイナンバーカード・印鑑などが必要な場合あり)
- 受給者証の受け取り
申請が完了すると受給者証が交付され、以降はかかりつけ医の窓口で提示するだけで助成が受けられます。窓口で申請できない場合は郵送対応している自治体もあるため、事前に確認しておくと安心です。
助成対象外となるケース
乳幼児医療費助成制度は非常に手厚い制度ですが、すべての費用がカバーされるわけではありません。以下のような費用は助成対象外となることが多いため、別途費用として見込んでおく必要があります。
- 入院時食事療養費:入院中の食事代(1食あたり460〜490円程度が目安)
- 差額ベッド代:個室や少人数部屋を希望した場合の追加費用
- 時間外・休日診療の加算:病院によっては加算される場合あり
- 健康診断・予防接種(自費分):公費で無料のもの以外
- 歯科の自費診療
- 薬の容器代・文書料
入院が長引く場合は食事代だけでも一定の出費になるため、万が一に備えた貯蓄は持っておくと安心です。
予防接種・健診の無料スケジュール
医療費の助成とは別に、子どもの予防接種や定期健診も公費(無料)で受けられるものが多くあります。これを把握しておくことで、日々の育児費用をより正確に見通せます。
主な定期予防接種(公費負担)の目安
- ロタウイルス(生後2ヶ月〜)
- ヒブ・肺炎球菌(生後2ヶ月〜)
- B型肝炎(生後2ヶ月〜)
- 四種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)(生後3ヶ月〜)
- BCG(生後5〜8ヶ月)
- MR(麻しん・風しん混合)(1歳〜)
- 水痘(1歳〜)
- 日本脳炎(3歳〜)
これらは定期接種として公費で無料になっていますが、接種スケジュールや対象年齢は変更になる場合があります。最新情報はお住まいの市区町村の案内を確認してください。
乳幼児健康診査(公費)の目安
- 1ヶ月健診(産院で実施・一部費用がかかる場合あり)
- 3〜4ヶ月健診(市区町村実施・無料)
- 6〜7ヶ月健診(無料)
- 9〜10ヶ月健診(無料)
- 1歳6ヶ月健診(無料)
- 3歳健診(無料)
産院で行う1ヶ月健診は自費になるケースもありますが、横浜市では一部補助が出る場合もあります。産院や市区町村窓口で事前に確認しておきましょう。
私の場合:出産前に子どもの医療費の見通しを確認した
私は29歳・横浜市在住で、2026年6月に第一子(女の子)が生まれる予定です。妻と一緒に育児費用の見通しを立てる中で、「子どもの医療費ってどのくらいかかるんだろう」という疑問が出てきました。
調べてみると、横浜市のこども医療費助成制度のおかげで通院にかかる費用は1回500円程度(一定回数以降は無料)に抑えられることがわかりました。妻と「これは本当にありがたいね」と話しながら、制度の申請手順や必要書類も事前に確認済みです。出生届を出した後、速やかに健康保険の手続きと医療費助成の申請を済ませる予定でいます。
また、予防接種のスケジュールも多く、生後2ヶ月からほぼ毎月のように接種が続くことを初めて知りました。公費で無料になる接種が多いことは知っていましたが、これだけの種類があることには驚きました。スケジュール管理のアプリを活用しながら、接種漏れがないように管理していこうと思っています。
まとめ:制度を知れば子どもの医療費は大幅に抑えられる
子どもの医療費は、乳幼児医療費助成制度を活用することで実質的な自己負担を大幅に減らすことができます。
- 乳幼児医療費助成制度は都道府県+市区町村の上乗せで構成される
- 横浜市では0歳〜中学3年生まで助成の対象(内容は要確認)
- 受給者証の申請は出生届・健保加入後に速やかに行う
- 入院時食事代・差額ベッド代などは助成対象外
- 定期予防接種・乳幼児健診は公費で無料のものが多い
制度の詳細や所得制限は自治体・年度によって変わることがあるため、最新の情報はお住まいの市区町村の窓口や公式サイトでご確認ください。出産前にしっかり把握しておくことで、産後のバタバタした時期でも落ち着いて手続きを進められます。

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