赤ちゃんが生まれると水道代はどれくらい増えるの?
赤ちゃんが生まれると、家計のさまざまな支出が増えますが、意外と見落とされがちなのが水道代です。国土交通省の「生活用水実態調査」によると、子どもが生まれた家庭では水道使用量が月あたり数立方メートル単位で増加するケースがあるとされています。
一般的な2人暮らし世帯の水道代の目安は月2,000〜3,000円程度ですが、赤ちゃんが加わることで4,000〜5,000円以上になることもめずらしくありません。「たかが水道代」と思いがちですが、年間で換算すると1〜2万円以上の差になる場合もあります。
今回は、水道代が増える具体的な原因と、育児をしながらでも実践できる節水術をまとめました。
赤ちゃんが生まれると水の使用量が増える理由
まずは水の使用量が増える主な原因を整理しておきます。原因を知ることで、どの対策が効果的かが見えてきます。
① 毎日の沐浴・お風呂
生後1か月頃までは「沐浴」といって、赤ちゃんを専用のベビーバスで洗います。湯を張る量は少ないように見えて、毎日続けると積み重なります。その後も親子で入浴するようになれば、お風呂の使用時間・回数が増え、シャワーの時間も延びがちです。
② 洗濯物の大幅な増加
赤ちゃんはミルクの吐き戻しやおむつ漏れなどで1日に何度も着替えることがあります。その結果、洗濯回数が1日1〜2回から2〜3回に増えるご家庭も多く、水道代だけでなく洗濯機の電気代にも影響します。
③ 哺乳瓶・調乳グッズの洗浄・消毒
完全ミルクや混合育児の場合、哺乳瓶は1日6〜8回使用することもあります。使うたびに洗浄が必要なため、水の使用量が増えます。消毒のための湯を沸かす回数も増えます。
④ 手洗い・除菌の頻度増加
赤ちゃんのお世話をする前後には必ず手を洗います。外出から帰ったとき、おむつ替えの前後、授乳前など、1日に何十回と手洗いする機会が生まれ、水の消費量は確実に増えます。
育児中でもできる節水術4選
節水術① シャワーの時間・回数を見直す
シャワーは1分間に約10〜12リットルの水を使います。1回5分のシャワーを家族3人が使うとすると、1日で150〜180リットルにもなります。赤ちゃんのお世話で体が汚れることも多く、シャワーの回数が増えがちですが、以下の工夫で節水できます。
- シャワーヘッドを節水タイプに交換する(流量を30〜50%カットできる製品もあります)
- シャンプー中や石けんを泡立てている間はシャワーを止める習慣をつける
- 赤ちゃんのお世話で汚れたときはシャワーより濡れタオルで部分的に拭き取るだけで済む場面もある
節水シャワーヘッドは1,000〜3,000円程度で購入でき、数か月で元が取れるケースも多いです。
節水術② 洗濯機の使い方を見直す(まとめ洗い・節水モード)
赤ちゃんがいると洗濯物は増えますが、洗濯の「回し方」を工夫することで節水につながります。
- 少量ずつ洗わず、ある程度まとめて洗う:洗濯機は少量でも多量でも1回当たりの水使用量はほぼ同じです。回数を減らすほど節水になります
- 節水モード・エココースを活用する:最近の洗濯機は節水コースが搭載されているものが多く、通常モードより20〜30%の節水が期待できます
- お風呂の残り湯を洗濯に使う:残り湯ポンプ機能付きの洗濯機を使うと、すすぎ以外に残り湯を再利用できます
ただし、赤ちゃんの衣類は雑菌が心配なため、残り湯を使う場合はすすぎは必ず新しい水を使うのが安心です。
節水術③ トイレの節水
トイレは家庭内の水使用量の約27%を占めるといわれています(東京都水道局のデータより)。赤ちゃんが生まれると育児で忙しくなり、トイレの節水まで手が回らなくなりますが、簡単な方法で節水できます。
- 「大・小」のレバーを使い分ける(小は大に比べて1〜2リットル少ない)
- 節水型トイレへのリフォームは費用がかかりますが、賃貸でも取り付けられる「タンク内節水グッズ」(500〜1,000円程度)を活用する方法もあります
節水術④ 食洗機と手洗い、どちらが節水か
「食洗機は水を使いすぎる」というイメージを持つ方もいますが、実は食洗機のほうが手洗いより節水になるケースが多いです。
パナソニックの試算によると、食洗機(標準コース)の1回あたりの水使用量は約9〜10リットル。一方、手洗いで蛇口を流しっぱなしにすると1分間で約6〜12リットル消費するため、5〜10分洗えばすぐに食洗機の水量を超えます。
哺乳瓶などは食洗機対応のものを選ぶと、手洗いの手間と水の節約を同時に実現できます。ただし、哺乳瓶専用の食洗機対応モデルであることを事前に確認しましょう。
赤ちゃんの沐浴で節水するコツ
沐浴は毎日行うものなので、積み重ねると大きな差になります。以下のポイントを意識してみてください。
- お湯の量は赤ちゃんの体が浸かる最低限に:一般的なベビーバスのお湯の量は7〜10リットル程度が目安。入れすぎると溢れるだけでなく、赤ちゃんにとっても危険です
- シャワーで流す時間を最小限に:泡を落とすためのシャワーは10〜15秒程度で十分です
- 使用後の沐浴のお湯は洗濯や床拭きに再利用:清潔な状態のお湯なので、洗濯(すすぎ以外)や掃除に活用できます
- 沐浴卒業後は一緒にお風呂に入る:生後1〜2か月を過ぎると一般的に一緒のお風呂に入れるようになります。別々に入るより水の使用量が少なくなる場合があります
私の場合:産前から節水習慣を意識的に作っている
私の場合は、現在妻と2人で横浜市内のマンションに暮らしており、6月に第一子が生まれる予定です。月の出費を32万円以内に抑えることを目標にしているので、赤ちゃんが生まれる前から水道代を含む光熱費の節約を意識しはじめました。
まず取り組んだのは、節水シャワーヘッドへの交換です。2,000円ほどで購入し、取り付けも5分程度でできました。実感としては、シャワーの使用感はほとんど変わらず、水道代は月200〜300円ほど下がったように思います。小さな金額ですが、赤ちゃんが生まれてシャワーの回数が増えれば、その分節水効果も大きくなるはずです。
また、洗濯は「まとめ洗い」を意識するようにしました。以前は気になったらすぐ回していましたが、今は朝と夜の2回にまとめ、節水コースを使っています。これだけで洗濯の回数が月10〜15回減り、水道代と電気代の両方に効いているようです。
産後は余裕がなくなることを想定して、今のうちに「習慣」として節水行動を身につけておくことが大切だと感じています。
私の場合:赤ちゃんが生まれたら水道代が増えると聞いて試算した話
私の場合、2026年6月に第一子が生まれる予定で、先輩パパから「沐浴・洗濯が増えて水道代が月1,000〜2,000円上がる」と聞いて事前に試算しました。現在の水道代は夫婦2人で月約2,500円。赤ちゃんが生まれると月3,500〜5,000円になる見込みです。
実際に節水対策として検討しているのは節水シャワーヘッドの導入(約3,000〜8,000円・月500〜800円の節水効果)です。我が家では育休中の光熱費増加を想定して家計の予備費を月5,000円積み増しする予定にしています。正直、子どもが生まれると固定費が少しずつ増えていくため、早めに把握しておくことが大切だと感じています。
まとめ:育児と節水は両立できる
赤ちゃんが生まれると水の使用量が増えるのは避けられませんが、日々の小さな習慣の積み重ねで節水は十分可能です。本記事でご紹介した対策をまとめます。
- 節水シャワーヘッドに交換して、シャワー中の止水習慣をつける
- 洗濯はまとめ洗い+節水モードを活用する
- トイレは大・小レバーを使い分ける
- 食洗機を活用して、哺乳瓶洗浄の手間と水を節約する
- 沐浴のお湯は必要最低限にし、使用後は再利用する
一つひとつは小さな節約でも、組み合わせることで月に1,000円程度の節水効果が期待できます。赤ちゃんが生まれる前から習慣として身につけておくことで、産後の忙しい時期でも自然と節水行動が続けられるでしょう。
育児はお金がかかるからこそ、水道代のような固定費も少しずつ見直して、家計の余裕を作っていきたいですね。
参考情報
【免責事項】本記事は個人の体験・調査に基づく情報提供を目的としており、特定の商品・サービスへの投資・契約を勧めるものではありません。制度・税率・サービス内容は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトや専門家にご確認ください。


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