転職は「年収を上げる」最も直接的な手段のひとつ
会社員として働いていると、毎年の昇給は数千円〜数万円程度というケースが多いのではないでしょうか。そこで注目されるのが「転職」という選択肢です。
私は29歳・横浜市在住の会社員で、これまでに2回の転職を経験しています。転職を重ねるなかで年収は大きく変化し、現在は妻と共働きで世帯年収800〜1,000万円程度まで引き上げることができました。横浜のマンションを購入し、2026年6月には第一子(女の子)の誕生も控えています。
この記事では、転職2回の実体験をもとに「年収を上げるための転職戦略」をリアルにお伝えします。転職を検討している20代後半〜30代の方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
20代と30代では転職の「勝ち筋」が違う
転職で年収を上げるうえで、まず理解しておきたいのが「年齢による市場価値の違い」です。20代と30代では、企業が求めるものがかなり異なります。
20代前半〜半ば:ポテンシャル採用が多い
20代前半は、スキルよりも「成長できる人材か」が評価される時期です。業界・職種を変えても比較的チャレンジしやすく、年収ベースをリセットして高い水準からスタートできる可能性があります。
- 未経験職種への転職がしやすい
- 大手・成長企業への転職チャンスが多い
- 年収より「環境」「成長性」を重視するのが吉
20代後半〜30代:即戦力が求められる
29歳前後になると、「経験・スキル」で評価される割合が一気に高まります。培ってきた専門性や実績が武器になる一方で、「何ができるか」を明確に語れないと年収が上がりにくい時期でもあります。
- 職種横断ではなく「専門性を活かした転職」が有利
- マネジメント経験やプロジェクトリードの実績が評価されやすい
- 年収交渉の余地が広がる反面、スキル不足は厳しく見られる
| 年齢帯 | 採用の主軸 | 転職で年収UPしやすい条件 |
|---|---|---|
| 20代前半 | ポテンシャル・伸びしろ | 業界・環境を変える転職 |
| 20代後半〜30代 | 即戦力・専門スキル | 実績を言語化して強みで勝負 |
転職エージェントを「使いこなす」コツ
転職活動でエージェントを使うことは、年収アップを狙ううえで非常に有効です。ただし、エージェントをうまく使えるかどうかで結果に大きな差が出ます。
複数のエージェントに登録する
1社だけに絞ると、求人の幅が狭くなります。リクルートエージェント・doda・マイナビエージェントなど、大手を2〜3社掛け持ちするのが定石です。各社の担当者との相性もあるため、複数登録してみて自分に合った担当者を見つけることをおすすめします。
「希望年収」は強気に伝える
エージェントに希望年収を伝える際、遠慮して低めに言う必要はありません。現在の年収より1〜2割増しを目標として伝えましょう。エージェントは成功報酬型(求職者の年収の数十%が報酬)のため、高い年収で決まった方が彼らにとってもメリットがあります。
スカウト型サービスも並行して使う
ビズリーチやLinkedInなどのスカウト型サービスに登録しておくと、自分の市場価値を客観的に把握できます。「どんな企業からオファーが来るか」を見るだけでも、転職市場でのポジションが把握できます。
年収交渉を「成功させる」具体的なやり方
年収交渉は、多くの人が苦手意識を持つポイントです。しかし、交渉しないと「言われた金額でそのまま決定」になりがちです。
内定後が交渉のベストタイミング
内定が出た後が、最も交渉しやすいタイミングです。企業側も「採用したい」という意思がある状態なので、丁寧に希望を伝えれば応じてもらえるケースが少なくありません。
根拠を添えて交渉する
「現職では〇〇万円いただいており、転職にあたっては最低でも〇〇万円を希望しています。入社後は〇〇の分野で貢献できると考えています」という形で、希望額と根拠をセットで伝えましょう。感情論ではなく、論理的に伝えることが大切です。
エージェント経由での交渉が無難
自分で直接交渉するのが難しい場合は、エージェントを通じて間接的に伝えるのも有効です。エージェントはこうした交渉に慣れているため、遠慮なく依頼しましょう。
私の転職体験:2回の転職でわかったこと
私自身、20代で2回の転職を経験しました。1回目は20代半ばで、職種はそのままに業界を変える転職でした。正直なところ、1回目は年収はほぼ横ばいでしたが「成長できる環境」を優先した選択でした。
2回目の転職では、1回目で積み上げた経験とスキルをしっかり言語化して臨みました。「自分はこれができる・この成果を出した」という具体的な実績を整理して面接に臨んだところ、年収を1割以上引き上げることができました。現在は横浜市のマンションで妻と二人暮らし(35年ローン・変動金利)で月の返済も約13.5万円あるため、年収を着実に上げてきたことは家計の安心につながっています。転職を重ねるなかで感じたのは、「自分の市場価値を把握して、強みを言語化する力」こそが年収交渉の肝だということです。
子どもが生まれる前に転職すべき?タイミングの考え方
私自身も2026年6月に第一子(女の子)の誕生を控えており、タイミングについて真剣に考えました。出産・育休というライフイベントが絡む転職には、いくつかの注意点があります。
妊娠中・育休中の転職は困難なことが多い
配偶者が妊娠中・育休中の場合、転職活動自体は可能ですが、収入が減るタイミングと転職による収入不安が重なるリスクがあります。また、育休給付金は「雇用保険の被保険者期間」が一定以上ある必要があり、転職直後だと受給要件を満たさないケースもあります。妻が育休に入ると給付金は前半6ヶ月は給与の約67%、後半は約50%に下がるため、世帯収入の変化を事前に試算しておくことが重要です。
出産前に転職するなら早めの行動を
子どもが生まれる6〜12ヶ月前までに転職を完了させると、新しい職場への適応期間が確保でき、育休関連の制度も使いやすくなります。転職を検討しているなら、「今すぐ動くか・出産後まで待つか」を早めに判断することが重要です。
リスクを最小化するなら「在職中に転職活動を完了する」
転職リスクを抑える最大のポイントは、現職を辞める前に次の職場を決めることです。「退職してから探す」という順序は、収入が途絶えるプレッシャーから焦りが生じ、条件の悪い求人を受け入れてしまうリスクがあります。
転職 vs 副業:年収を上げる手段の比較
年収を上げる手段として、転職のほかに「副業」という選択肢もあります。どちらが自分に合っているかを考えるヒントとして、以下の比較を参考にしてください。
| 項目 | 転職 | 副業 |
|---|---|---|
| 収入増加の規模 | 数十万〜数百万円/年も可能 | 月数万円から(スキル次第) |
| リスク | 環境変化・試用期間あり | 本業への影響に注意 |
| 時間的コスト | 転職活動に数ヶ月かかることも | 隙間時間に取り組める |
| 向いている人 | スキル・実績がある人 | 本業を変えたくない人 |
転職は一度に大きく年収を変えるインパクトがありますが、リスクも伴います。副業はリスクが低い一方、収入増加に時間がかかる傾向があります。理想は「転職で年収ベースを上げつつ、副業で収入を積み増す」という組み合わせかもしれません。私自身も現在、会社員の仕事をしながらブログ副業にも取り組んでいます。
転職リスクを最小化するための5つのポイント
- 在職中に転職活動を完了させる:収入が途切れるリスクを避ける
- 貯蓄を3〜6ヶ月分確保しておく:万が一の備えとして生活費の余裕をもつ
- 試用期間の条件を確認する:本採用時の年収・待遇を事前にチェック
- 企業の安定性・将来性を調べる:口コミサイト(OpenWork等)を活用する
- 内定を複数取ってから選ぶ:1社しかない状況での意思決定は焦りを招く
まとめ:転職で年収を上げるために大切なこと
転職で年収を上げるためには、「自分の市場価値を把握する→強みを言語化する→複数エージェントを活用して交渉する」という流れが基本です。20代後半は特に、積み上げてきた経験を武器にできる絶好のタイミングです。
また、出産・育休などのライフイベントが近い場合は、タイミングの見極めが重要になります。焦らず、在職中にしっかり準備を進めることが、転職リスクを最小化しながら年収アップを実現する近道だと思います。転職と副業を組み合わせて、家計全体の収入底上げを目指してみてください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の転職活動や収入増加を保証するものではありません。転職の判断にあたっては、ご自身の状況や雇用条件をよくご確認ください。給付金・補助金等の制度は変更される場合があります。


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