29歳で4950万円のマンションを買った
2024年、横浜市内の新築マンションを購入しました。住宅ローンは4,950万円・変動金利・月返済額13.5万円。物件を探し始めてから契約まで約2ヶ月という、傍から見れば「早すぎる」と思われるかもしれないペースで決断しました。
選んだ理由は主に3つ。妻の実家が近いこと、価格が予算内に収まっていたこと、そして共用施設が充実していてファミリー向けの環境が整っていたことです。6月に第一子が生まれる予定で、子育て環境を最優先に考えた選択でした。
実際に住んでみて初めてわかることが多くあります。よかったことだけでなく、後悔したことも包み隠さず書きます。これからマンション購入を検討している方の参考になれば幸いです。
買ってよかったこと
1. 「家賃を払い続ける感覚」がなくなった
賃貸に住んでいた頃は、毎月家賃を払うたびに「消えていくお金だな」という感覚がありました。マンション購入後は、同じ月13.5万円の支払いでも「資産に変わっている」という感覚があります。正確には利息分はコストですが、元本返済部分は純粋に資産の積み上げです。
私の場合、購入前の家賃は10万円(1LDK・横浜市内)でした。今は2LDKで13.5万円の返済ですが、スペースの広さと「自分の資産になっていく感覚」を考えると、満足度は大幅に上がっています。
2. 賃貸より広くて設備が新しい
同じ予算帯では、賃貸より購入の方が圧倒的に広い物件に住めました。今の物件は3LDK・約70㎡。同条件の賃貸は横浜市内で月20〜22万円はするエリアです。第一子誕生を控えて部屋数が確保できたことは、精神的にも大きな安心感があります。
3. 住宅ローン控除が受けられる
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)により、年末ローン残高の0.7%が所得税・住民税から控除されます。初年度の試算では年間約26万円の節税効果がありました。13年間継続して受けられるため、総額では相当な金額になります。賃貸では一切受けられない恩恵です。
4. 景色がいい
これは購入前には重視していなかったのですが、実際に住んでみると思った以上に生活の満足度に影響します。朝起きたときの眺望があるだけで、気持ちよく1日を始められます。マンションを選ぶ際、間取りや価格ばかり比較しがちですが、「毎日の景色」も長期的な満足度を左右する要素だと感じています。
5. 横浜の資産性は悪くない
購入後の相場を追ってみると、購入エリアの中古マンション相場は購入時から微増傾向にあります。もちろん将来の価格保証はありませんが、横浜市内の利便性の高いエリアは需要が底堅く、急激な資産価値の下落リスクは低いと感じています。
後悔したこと・買う前に知りたかったこと
1. 諸費用が思ったより高かった
マンション購入時の諸費用は、物件価格の3〜5%が目安と言われています。私の場合は4,950万円の物件で、諸費用の内訳はおよそ以下の通りでした。
- 仲介手数料:約170万円(売主が不動産会社のため実際は0円でしたが、中古の場合は要注意)
- 登記費用(司法書士報酬・登録免許税など):約40万円
- ローン関連費用(事務手数料・保証料):約70万円
- 火災保険・地震保険(長期一括):約25万円
- 固定資産税精算金:約10万円
- 引越し費用・カーテン・家具など:約50万円
- 合計:約195万円
「物件価格+諸費用」で頭の中に予算を組んでいなかったため、引渡し前に追加で現金を用意する必要があり、資金計画が少しバタバタしました。諸費用は現金で用意する必要があるため、早めに試算しておくことを強くおすすめします。
2. 毎月のランニングコストが予想より重い
マンションには住宅ローン以外に「毎月できれば発生するコスト」があります。購入前にしっかり確認していたつもりでしたが、実際に住み始めてから「重いな」と感じることがあります。
| 費目 | 月額(目安) | 年額換算 |
|---|---|---|
| 住宅ローン返済 | 135,000円 | 1,620,000円 |
| 管理費 | 12,000円 | 144,000円 |
| 修繕積立金 | 8,000円 | 96,000円 |
| 駐輪場・駐車場代 | 5,000円 | 60,000円 |
| 固定資産税(月割り) | 約10,000円 | 約120,000円 |
| 合計 | 約170,000円 | 約2,040,000円 |
住宅ローンだけを見て「13.5万円なら払える」と思っていましたが、実際の住居費は月17万円前後になります。管理費・修繕積立金は将来的に値上がりする可能性もあるため、長期的な家計計画には余裕を持たせることが重要です。
3. 駐車場が全世帯分ない
これは購入前に把握していたのですが、実際に住み始めてから「やはり不便だな」と感じています。マンションの駐車場は全世帯分が確保されておらず、抽選または先着順での利用になります。車が必要になったとき(特に子どもが生まれてからのお出かけを考えると)、この点が引っかかっています。新築マンションを検討する際は、駐車場の台数と世帯数の比率を必ず確認することをおすすめします。
4. 修繕積立金の将来的な値上がりリスク
新築マンションの修繕積立金は最初は低く設定されていることが多く、数年後に値上がりするケースが一般的です。私が購入したマンションも、長期修繕計画を確認すると10〜15年後に月額が1.5倍程度になる見込みでした。この点は購入前に重要事項説明書をしっかり読んでおけばよかったと感じています。諸費用の中でも修繕積立基金(一括払い)が思ったより高く、資金計画に影響しました。これは毎月の修繕積立金とは別に、購入時に一括で支払う費用です。見落としがちな項目なので要注意です。
4. 固定資産税は毎年払い続ける
固定資産税は毎年発生するコストです。私の物件の場合、年間約12万円(月1万円相当)が課税されています。新築は3〜5年間軽減措置がありますが、その後は増加する可能性があります。賃貸には存在しないコストであるため、購入検討時にできれば計算に入れておくべきです。
マンション購入で特に重要だと思うポイント
資金計画は「諸費用込み」で考える
前述のとおり、諸費用は現金で約200万円程度が必要です。「物件価格しか頭にない」状態で動くと、引渡し直前に資金不足になる可能性があります。できれば事前に総費用を試算してください。
月々の「住居費総額」を把握する
ローン返済額だけでなく、管理費・修繕積立金・固定資産税を含めた「真の住居費」を月次ベースで計算することが大切です。私の場合は約17万円が毎月の住居費総額で、この前提で他の支出を設計しています。
変動金利のリスクは数字で把握する
現在は変動金利で借りていますが、金利が1%上昇した場合の返済額増加も試算済みです。金利1%上昇で月々の返済は約2〜3万円増加する計算になります。「リスクを知っている」と「知らない」では、精神的な安定感がまったく違います。
まとめ:後悔より学びが多かった1年
正直に言えば、「もっとよく調べておけばよかった」と思う点もあります。特に諸費用の高さとランニングコストの重さは、購入前にもっとリアルに把握しておきたかったです。
一方で、広い空間で安心して暮らせること・住宅ローン控除の恩恵・資産を積み上げている感覚は、賃貸では得られないものでした。第一子誕生を前に、自分たちのホームが「持てた」という安心感は何物にも代えがたいと感じています。
マンション購入を検討している方は、ぜひ「諸費用込みの総費用」と「月々の住居費総額」をできれば計算したうえで判断してください。数字を知った上での意思決定が、後悔のない買い物につながると思います。
参考情報
【免責事項】本記事は個人の体験・調査に基づく情報提供を目的としており、特定の商品・サービスへの投資・契約を勧めるものではありません。制度・税率・サービス内容は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトや専門家にご確認ください。


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