マネーフォワードMEを夫婦で活用するメリット
家計管理ツールとしてマネーフォワードMEは多くの共働き夫婦に選ばれています。銀行・クレカ・証券など複数の口座をまとめて可視化できるため、「どこにいくら使ったか」がひと目でわかる点が大きな魅力です。
ただし、ただアカウントを作るだけでは効果は半減します。夫婦で使い方のルールを決め、適切に設定することで、はじめて家計改善につながります。この記事では、マネーフォワードMEの具体的な設定手順と、夫婦・産後の家計管理に活かせるコツをご紹介します。
まず初期設定でやること3つ
① 口座・カードを連携する
マネーフォワードMEの最大の強みは、銀行・クレジットカード・証券口座・電子マネーなどを一括で連携できる点です。まずは以下の優先順位で登録を進めると整理しやすくなります。
- メインバンク(給与振込口座)
- メインのクレジットカード(決済が集中しているもの)
- 投資口座(NISA・証券)
- 電子マネー・QRコード決済(Suica・PayPayなど)
連携は「口座を追加」ボタンから金融機関名を検索して行います。IDとパスワードを入力すれば自動で取得されます。
② カテゴリのルールを夫婦で統一する
マネーフォワードMEは自動でカテゴリを振り分けてくれますが、最初は誤分類が多いです。特に夫婦で同じアプリを見るなら、「食費」「外食」「日用品」などの分類基準を話し合って決めておきましょう。
例えば「コンビニでの買い物は日用品か食費か」「ドラッグストアは日用品か医療費か」など、曖昧なケースを事前にすり合わせておくと、月末の振り返りがスムーズになります。
③ 予算を設定する
「設定」→「予算設定」から、カテゴリごとに月の上限金額を設定できます。予算オーバーが近づくとアプリが通知してくれるため、使いすぎ防止に役立ちます。
食費・外食・日用品・娯楽など、実態に近い金額からスタートして、毎月調整していくのがおすすめです。いきなり厳しい予算を設定すると続かないので、まず「見える化」を優先しましょう。
夫婦で共有する際の注意点と運用ルール
アカウントの共有方法
マネーフォワードMEは1アカウントを夫婦で共用するか、それぞれがアカウントを持つかを選べます。一般的には「1アカウントを夫婦どちらかが管理し、もう1人は閲覧のみ許可する」運用が多いようです。
有料プラン(マネーフォワードMEプレミアム)なら、「家族招待」機能を使って複数人で同じデータを閲覧・編集できます。無料プランの場合は、スクリーンショットや口頭で定期的に共有する方法が現実的です。
週1回の「お金の確認タイム」を設ける
私の場合は、毎週日曜の夜に夫婦でアプリを開いて支出を確認する時間を設けています。食費や外食費が予算に対してどの程度かを確認し、来週の支出を調整するきっかけにしています。月1回では変化への対応が遅くなるため、週1ペースが習慣化しやすいと感じています。
固定費と変動費を分けて把握する
家計改善のポイントは「固定費の削減」です。マネーフォワードMEの「固定費」カテゴリに、家賃・住宅ローン・保険・サブスクリプションなどを登録しておくと、毎月自動で集計されます。
固定費の総額を把握した上で、変動費(食費・外食・娯楽など)の予算を決めると、家計管理の全体像が見えやすくなります。
産前・産後の家計管理で活用したい機能
収入変化のシミュレーションに使う
育休に入ると給与が変わります。マネーフォワードMEの「収支グラフ」を使って、育休前後の収入・支出の変化を月ごとに比較するのに役立てられます。
妻が育休に入る前に、「今の支出水準で育休中の収入に耐えられるか」を確認しておくことが大切です。育休給付金の受取開始時期や金額は雇用保険の状況によって変わるため、事前にハローワークや会社に確認しておきましょう。
医療費の管理
出産前後は医療費が増えます。マネーフォワードMEで「医療費」カテゴリをしっかり記録しておくと、年末の医療費控除申請(確定申告)のときに便利です。年間10万円を超えた医療費は控除対象になる場合があります(詳細は国税庁や税理士にご確認ください)。
また、出産育児一時金・高額療養費制度なども活用できる可能性があります。給付の有無や金額は加入している健康保険によって異なるため、事前に確認することをおすすめします。
赤ちゃん関連の支出を専用カテゴリで管理
出産後は、おむつ・ミルク・衣類など、これまでになかった支出が増えます。マネーフォワードMEの「カスタムカテゴリ」機能を使って「育児費用」などの専用カテゴリを作っておくと、育児にかかる月の費用を把握しやすくなります。
私の場合は、第一子の誕生を前に「ベビー用品」カテゴリを先に作っておき、ベビーグッズの購入費を記録し始めています。産後にいくら使っているかを把握するための準備として活用しています。
無料プランと有料プランの違い
マネーフォワードMEには無料プランと有料プラン(月額500円前後、年額プランあり)があります。主な違いは以下の通りです。
- 連携できる口座数:無料は4件まで、有料は無制限
- 過去のデータ閲覧:無料は直近1年、有料は無制限
- 家族招待機能:有料プランのみ利用可能
- 広告表示:無料はあり、有料はなし
クレカや銀行口座が多い共働き夫婦には、有料プランの方が管理のしやすさという点でメリットがあります。ただし、まずは無料プランで使い続けてみて、物足りなさを感じてから有料へ切り替えるのも十分な選択肢です。サービス内容や料金は変更される場合があるため、公式サイトで最新情報をご確認ください。
マネーフォワードMEを続けるコツ
- 完璧を目指さない:分類ミスがあっても気にしすぎず、まず続けることを優先する
- 月末に振り返る習慣をつける:月初に先月の支出を確認し、翌月の予算に反映する
- 通知設定を活用する:予算超過アラートや残高通知を設定して、都度意識できる仕組みを作る
- 年に一度、固定費を見直す:保険・サブスク・通信費などを年1回まとめてチェックする機会にする
家計管理は「記録すること」よりも「振り返って行動を変えること」が目的です。マネーフォワードMEはあくまでツールであり、それを使ってどう行動するかが大切です。
まとめ
マネーフォワードMEは、設定と運用ルールを整えることで夫婦の家計管理を大きく助けてくれます。特に産前産後のように収支が変化しやすい時期こそ、支出を「見える化」しておくことが重要です。
まずは口座連携とカテゴリの整理から始めて、週1回の振り返り習慣を作るところからスタートしてみてください。
【免責事項】本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の税務・法律・金融アドバイスを提供するものではありません。制度・サービスの内容・料金は変更される場合があります。具体的な判断は専門家や公式情報をもとにご確認ください。


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